※これは2014年3月頃の記録です
トゥクトゥクの運転手の詐欺、ハト餌やらせの詐欺をかいくぐっりついに王宮に辿りついた。無事にワットプラケオのエメラルドブッダを拝むことができた。写真をメインにその時の記録を綴ってみたい。
王宮敷地内は短パン禁止だったので、入る前に公園の噴水の傍でジーンズを穿いて入りました。パンツ姿になれなくて短パンの上からジーンズを穿いてしまったので、非常にもこもこして、暑くて暑くて大変でした。
・王宮内の広場
王宮敷地ないの広場は観光客で溢れていました。特に中国人の団体客の姿が目立ち、がんがん中国語が飛び交っていました。ガイドが旗を振り、如何にも観光客然とした人々が集合写真なんか撮ったりしていて。
入場料500バーツを支払っていざ侵入。我々外国人観光客が500バーツの入場料を取られるのに対して、タイ人であれば無料で入場することが出来るということでした。異論はありません。
・微笑む銅像
注:エメラルドブッダではありません。
さっそく現れた銅像。このだらりとした恰好、いかにも南国のタイっぽい座り方です。俺はこういう銅像の姿に「タイらしさ」を感じてしまいます。肩に掛ったタオルがどことなく風呂上がりの風情も醸している。真夏のたそがれ時、茶の間で涼む風呂上がりの祖父の記憶が甦りました。脇に扇風機を用意したらもう言うことなし。ビールが上手そうです。ちなみに、タイではシャワーが基本です。
・門の番人
・銅像と番人
・賑わい
観光客で賑わっています。やはりいたるところで中国語が飛び交っていました。おそらくどの国の観光地でも今「旬の響き」ではないでしょうか。
壁画集
回廊の壁には艶やかでユーモラス(私にとって)な壁画が施されていました。とても目を引かれたので細かくコマごとに撮ってみました。自分なりの「お題」をつけてここにご紹介します。
・サワディークラップ
・いずこへ
・月狩り
・透けザル
・コープクンクラップ
・トドメ!
・ハイファイブしたい
・「いいだろ?」
「カー♡」。
人けのない場所で女を誘惑する緑のやつの姿が結構目立ちました。
・ ボードゲーム
・リアル
街を歩いていとボードゲームに興じるおじさんたちの光景をよく見かけます。たいていビール瓶のフタなんかでやっています。ちなみにこれはカオサンロードそば、デモ隊と警官隊が衝突し人が死亡したエリアの中です。
ふたたび寺院内へ。
・「重い重い!」(右)
ふたたび壁画へ。
・口掃除
・勇ましい象
・鼻剣を振り降ろす
・リアル象さん(スリン駅前)
・補修作業
ふたたび壁画。
・牛の像
・本尊、ワットプラケオ付近
そしてついに、、、
・エメラルドブッダ~~~
ぼ~~~ん!
荘~~~厳~~~。
とろけます。
本尊内では多くの人々が祈りをささげておりました。バンコクに旅行の際はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょう。
帰り道、王宮の塀とバンコクの夕日。チャオプラヤ方面です。
熟れたような西日が空をピンク色に染めながら、みるみるチャオプラヤ川に沈んでゆく。あまりの切なさにしばらく足が動きませんでした。
そばで、路肩に腰掛けて酒盛りをしていたツーブロックの男が急に歌いだして、彼の奏でる旋律が心に染みてしまい、途端に鳥肌に包まれました。
その男は突然歌うのをやめ、道行く白人女性旅行者に「ハロー!」、気易く声をかけました。どうもナンパの様でした。
するとその女性はサングラスで一瞥をくれつつ口元をにっと歪め
「マイペンライッ」
ピシャリとあしらわれました。
男はふたたび歌い出したのでした。切ない彼の熱唱は、まるで今日の日のエンディングテーマのように辺りに響いていたのでした。
・「ミャー!」