最近では、HIVに感染していることを知らずに過ごして来た中高年が、ある日突然エイズを発症するという「いきなりエイズ」というケースも増加しているし、ウイルスの進化によって五年から十年と言われていたHIVウイルスの潜伏期間が一年から二、三年という短い期間を経てエイズを発症するという事例も報告されていると言う。
HIVを始め性感染症は早期発見が重要で感染を放置していれば数年後に取り返しのつかない事態になりかねない。
現在では性病検査キットという便利なものがあり、病院や保健所に出向かなくとも匿名、自宅で簡単に検査ができる。
性病検査キットのメリットとデメリット、また購入を考えた時、どれを選べばよいのかまとめてみたので検査を受けようと検討している方はこの記事を参考にしていただきたいと思う。
性病検査キットのメリットとデメリット
郵送キットを使うメリットとして、信頼できる検査機関は多く、自宅で匿名、一人で簡単に検査ができ、検査結果はWEBで確認できるという点が上げられる。
わざわざ病院や保健所に出向く時間を節約でき、医者や看護師などとのフェイストゥーフェイスでのやり取りを回避できるため、知り合いにばったり遭遇するなど人目に触れるリスクもない状態で簡単に精度の高い検査を受けることができる。
一方、デメリットとして、気になる検査項目を自分で選び、それに合ったキットを自ら注文するため、思わぬ性病に感染していた場合に発見できぬままになってしまうケースが考えられる。
例えば、クラミジア、淋病、梅毒、HIVなどは郵送キットでも検査できるのに対し、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、伝染性軟属腫、ケジラミ症などは検査ができないなどの実態がある。
なんだかの症状が出た場合、まずネットで検索して症状と照らし合わせて性病の当たりを付け、それに見合った検査キットを購入して検査に及ぶと言う流れになるはずだが、中には症状が出なかったり、出にくい性病もあるため、検査キットでは取りこぼしてしまう可能性もある点がデメリットと言える。
その辺りを踏まえつつ、それぞれの状況や用途に合わせて検査キットで済ませるか病院や保健所で検査を受けるか判断していくことになるだろう。
例えば、夜の世界で働く女性などは性病に感染するリスクにより多く晒されているため、保健所や医療機関での受診が妥当だろうし、ちょっと火遊びした程度の一般の方であれば検査キットによる検査で十分のような気がする。
では、おすすめの検査キットを3社ほど紹介していきます。
さくら検査研究所
16年の実績を持つ衛生検査所。
項目が最も多い8項目検査(男性用)が13800円。
- B型肝炎検査
- C型肝炎検査
- HIV検査
- 梅毒検査
- 淋菌検査
- トリコモナス検査
- カンジダ検査
- クラミジア検査
STDチェッカー
アフターフォローも充実で好評のSTDチェッカー。
男性用は最大10項目で21870円(税込み)とやや高め。
- クラミジア
- 淋菌
- マイコプラズマ
- ウレアプラズマ
- HIV(梅毒)
- 梅毒
- B型肝炎
- C型肝炎
- クラミジア(のど)
- 淋菌(のど)
しかし、男性用売れ筋1位の5項目スタンダードタイプなら9936円(税込み)とお手頃。
スタンダードタイプの検査項目は、
- クラミジア
- 淋菌
- HIV(エイズ)
- 梅毒
- B型肝炎
大概の方はこのスタンダードタイプ で十分でしょう。
STDチェッカーはHPがとても見やすく、質問形式で「あなたにぴったりのSTDチェッカー 」を探し当ててくれるので便利。
ふじメディカル
10年の実績を持つ横浜市衛生検査所。
最短2日で検査結果が出るクイックリスポンスは魅力的。
男性用で最大の9項目セットが税込み12000円。
検査項目は、
- HIV
- 梅毒
- B型肝炎抗原
- B型肝炎抗体
- C型肝炎抗体
- 淋病
- クラミジア
- トリコモナス
- カンジダ