タイの旅の間、お隣カンボジアのシェムリアップへ足を伸ばした。
世界遺産、アンコール遺跡を観光するためだった。
バンコクのモーチット2バスターミナル(北バスターミナル)からシェムリアップへの国際直通バスが出ている。
この直通バスはバンコク、アランヤプラテート、ポイペト、シェムリアップと乗り換えいらずに貫いてくれる点が優れている。
陸路でアンコールワットを目指す人にはこのバスがお勧め。
料金は750バーツ、主要時間は7~8時間(約424キロ)、エアコン、トイレ付、昼食(軽食)付き、座席数は30席以上。
カンボジアのビザは国境で取れる。が、賄賂を要求されるという噂?
初めにビザの話をしておきたい。
観光目的でカンボジアに入国する場合、観光ビザ(シングルビザ30日)が必要になる。
では、どこでビザを取るべきか?
今回、私はバンコクのカンボジア大使館で予めビザを取得しておいた。
国境のビザオフィスで要求されると噂の賄賂が面倒だったのと、大使館へ赴く時間的余裕があったから。
オンラインで取れるe-visaと国境での取得も一般的、好きな方法で取ればよい。
それぞれの違いは、料金と手間と安心感といったところだろうか。
料金は、
- バンコクのカンボジア大使館:即日発効で35ドル(1200バーツ)、申請から3営業日後の発行で30ドル(1000バーツ)
- 陸路国境超えの際にカンボジアのビザオフィスで取得:30ドル
- ウェブで取るe-visa:30ドル+システム処理量7ドルで合計37ドル。数日後にメールで来たビザをプリントアウトする流れになる。
カンボジアのビザオフィスで賄賂要求?
カンボジアのビザオフィスでビザを取得する場合、係員に賄賂を要求されるケースもあるらしい。
しかし同時に「断ったら払わずに済んだ」「ごねていたら相手が諦めた」などのエピソードもあり、それほど心配すことではない気もする。
質の悪い係員に当たらなければ大丈夫、といったところだろうか?
仮に要求されたとして100~200バーツ程度(300~600円ほど)だろう。
今回、たまたま一緒に国境を越えることになったとある日本人男性がいた。
彼は国境のビザオフィスで取得をしてからカンボジアへ入国した。
早く手続きを終えた私はバスで多少心配しながら待っていたが、ついに遅れて乗って来た彼に聞いて見たところ「1000バーツきっかりで賄賂の要求はなかった」との証言を得ている。
前述の通り、国境でのビザ取得が最も安上がりだが、もし心配な人は事前取得をおすすめしたい。
バンコクモーチット2バスターミナルからシェムリアップ到着までの流れ。
シェムリアップ行き直通バスのチケットブースは、バスターミナル一階の待合エリアにある22番。
手前の入り口から待合エリアへ入っていった場合、ベンチの列を挟んだ奥に並ぶチケットブースの中央あたりに22番のブースがある。
係員にブースの場所を尋ねるなら「ソーンスィップソーン(22番)」か「 TO シェムリ―プ(シェムリアップ)」で分かってくれるだろう。
バスは朝8時と9時発
106番乗り場から乗車
アランヤプラテートで出国手続き。ビザ詐欺師はシカトせよ。
バンコクからアランヤプラテートまでは3~4時間ほど。
私の場合、アランヤプラテートに到着したところで昼食を配布され、腹ごしらえが済んだところで出国ゲートへ向かうという流れだった。
乗客は出国毛との手前でバスを下ろされる。バスはカンボジア側へ先回りして、タイ出国・カンボジア入国手続きを終えてやってくるはずの乗客たちを待つことになる。
バスを降りる前に、添乗員がバス会社の写真が入ったカードを配る。これを終始首から下げてカンボジアに入国してからバスの添乗員に返す。これをぶら下げていたからか、入国してからバスの場所が分かり辛かったのだが、見知らぬおじさんが教えてくれたりした。
また、出国カードに記入することになるバスナンバーを添乗員が教えてくれるのでメモ。私の場合は#15-7751だった。
“Passport, please!”
乗客は、出国ゲートの手前でバスを下ろされる。
今度このバスに出会うのはカンボジア側、ここから先は各々で出国・入国手続きを終えなければならない。
ここで注意しなければならないのが、バスの外で待ち構えている怪しい男たちだ。
バスを降りて早々”Passport, please!”などと声を掛けながら近寄って来る。
恰好こそ私服だが、あたかも出国手続きの係員を装った彼らは「ビザ詐欺師」。
無視してさっさと出国ゲートへ向かえばよいのだが、初心な旅行者は素直にパスポートを見せてしまう。
ここでもしパスポートにカンボジアのビザが見当たらないと
「ビザがないじゃないか。出国してからでは取れないぞ!?」
と嘘をついてこちらの不安を煽る。
実際は出国した後にあるカンボジア側のビザオフィスで取ればよいだけの話だが、この嘘を真に受けてしまうとぼったくり料金でビザを取らされる羽目になるというわけ。
おそらく民間業者のオフィスに連れて行かれるはず。
こうした輩は相手にせずにさっさと出国ゲートへ向かえばなんともないので大丈夫。
階段にはすでに行列ができている。この時は、2列できていて、左側がタイ人の列、右側が外国人の列だった。
アランヤプラテートからポイペトへ戻るカンボジア人だろうか。リヤカーを引いた人たちの行列も。
パスポートと記入済の出入国カードを係員に渡すと、すんなり通してくれた。
これでタイ、アランヤプラテートを出国、次はカンボジアのポイペトへと向かう。
タイとはしばしの間お別れです。
ポイペトでの入国手続き。ビザがまだなら手前で取得。
次はカンボジア、ポイペトの入国ゲートへ向かう。
冒頭で述べた通り、ビザがまだなら手前のビザオフィスで申請、取得しなければならない。
ちなみに、私はビザを事前申請していたので、ビザオフィスの場所が定かではないが案内が出ているはずなので難しいことはないはず。
この間にもうようよしている詐欺師に声を掛けられるかもしれないが耳を貸さなくていい。
バスを降りてから出国・入国手続きを終えて戻ってくるまで約2時間ほどかかった。
シェムリアップのバス発着場へ到着
カンボジア入国を無事終えて、ポイペトからシェムリアップまでは3~4時間ほど。
窓から眺める景色はより東南アジアの原風景を思わすものへ。赤土が主張を強くしていき、ところどころ舗装の荒れた道も。
バスが到着したのは、シェムリアップの中心部から少し外れにある発着場だった。
ホテルの迎えを頼んでいない場合、群がるトゥクトゥクのドライバーと値段交渉の末各々の目的地へと向かうことになる。
東南アジアの原風景に胸躍る。タイには無くなってしまった雰囲気かも、、、。
カンボジア旅行に最適の海外プリぺイドカード
現金と海外旅行に適したクレジットカード以外に海外プリペイドカードを一枚持っておくと盗難・紛失へのリスク管理になる。
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中でも手数料が日本最安の格段にお得なマネパカードはおすすめ。もちろん米ドル対応なのでカンボジア旅行にも打って付け。
カンボジアのお土産を通販で買う
カンボジア旅行のお土産は日本から通販で買うこともできる。
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現地から身軽に帰国したい場合や帰国後の買い忘れの補充にも最適。
タイやカンボジアのお土産通販サイトはこちらの記事を参考に。
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