ドンムアン国際空港からバンコクのゲストハウス街「ルンピニー」までエアポートバスと地下鉄MRTを乗り継いでの行き方を振り返ってみたい。
初めに大まかなルートや料金、所要時間を明確にしておくと、
エアポートバスでBTSモーチット駅付近まで行き、目と鼻の先にあるMRT(地下鉄)チャトチャックパーク駅からルンピニー駅へ向かう、という具合。
料金はエアポートバス30バーツに地下鉄代40バーツの合計70バーツ、所要時間は道路の混み具合にもよるが30分+30分で約1時間ほどになる。
ちなみに、ルンピニーのゲストハウス街は、200バーツ前後の安価な安宿から中級レベルのホテルまでが立ち並ぶ下町のこじんまりとした一角で、のんびりと過ごすには最適の場所だ。
それでいてバンコク中心部へのアクセスにも優れているという魅力的なエリアだ。
私はバンコク滞在中、必ず一度はルンピニーに潜伏する。行きつけのとある粗末な宿では顔も覚えられ、部屋代をまけてもらうこともしばしばだ。
ルンピニー未体験の方は旅の拠点としてぜひ検討してみて欲しい。
ドンムアン国際空港からエアポートバスでBTSモーチット駅まで移動
無事税関を通り入国したら、空港5番出口付近のエアポートバス乗り場を目指す。
決して分かり憎い場所ではないが、もしわからなければ周辺のチケットカウンターや係員にエアポートバス乗り場を尋ねれば当然教えてくれるだろう。
バスの種類はA1とA2の2つのタイプがあり、それぞれ別々のルートを運行している。
ルートは以下の通りになっている。
A1:ドンムアン国際空港→BTSモーチット駅→モーチットバスターミナル
A2:ドンムアン国際空港→戦勝記念塔
今回はA1のバスに乗り込み、BTSモーチット駅で下車することになる。
ちなみにA2の到着地である戦勝記念塔の周辺にはロットゥー(ミニバン)乗り場が犇めいており、アユタヤーやカンチャナブリーのようなバンコク郊外の観光地にミニバンで向かう際に欠かせない場所である。
エアポートバスの発着時刻は以下のようになっている。
A1:ドンムアン国際空港発 7:30~24:00 BTSモーチット駅発 7:00~24:00
A2:ドンムアン国際空港発 8:00~21:00 戦勝記念塔発 8:50~21:45
BTSモーチット駅とMRTチャトチャックパーク駅は連結している。到着したら、目と鼻の先にあるMRTチャトチャックパーク駅から地下鉄に乗り込む。
料金一律30バーツ、車内で係りのおばちゃんに支払う
車内は空いており、欧米人観光客がほとんどだった。明るすぎず、なんとなくいい雰囲気だった。
エアポートバスの料金は一律30バーツとなっている。乗り込むと、添乗員のおばちゃんが回収しにくるので手渡せばよい。
おばちゃんはきっと、おみくじ棒が飛び出しそうな筒をジャラジャラさせながら近寄って来る。中にはもちろんコインが入っているわけだが、このアナログの味が堪らなくいい。
途中、タイ人の乗客が大勢乗り込んでくると、車内はあっという間に混雑した。
「ホエホエ~」となにやら呼びかけながら料金を回収して周るおばちゃんの指に次々と挟まれる20バーツ札が、いつのまにか扇形に膨らんでいった。
停留所で、バスが止まるより若干早くドアが開いたり、どぶ川の異臭が車内にぷ~んと立ち込めてきたりと、良くも悪くも、このような場面との遭遇に際し、ああ、タイに来たのだということを強く実感し、ちょっとうれしくなる。
さて、バスはMRT Chatuchak Park(チャトチャックパーク)駅のそばに停車する。
周囲ではバイクタクシーの連中が屯し、客待ちをしている。
道路の真上を走るBTSのモーチット駅。BTS沿線へ行くにも便利だ。
駅構内の壁にあった碑板。MRT敷設には、日本政府も協力しているようだ。
地下鉄に約30分揺られ、MRTルンピニー駅に到着。
ルンピニーのゲストハウス街へは、1番出口から出ると便利だ。
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