今年の年始にうまれて初めてタイに行って来た著者。2週間の独り旅だったのだが「蟲料理を食べる」という珍奇なテーマと共にタイを歩き回った。そんな中、チェンマイに滞在していた折り、道を歩いているとたまたま渡されたチラシには「Muay Thai Real Fight」。その夜特に予定もなかった著者はその足で会場へと向かった。(詳しくは→タイ、チェンマイのムエタイ会場で隣の席に座って来た男。彼は一体?)
熱気に包まれた会場で独りムエタイを初体験。なかでも試合中に演奏される独特の軽快な音楽。縦笛とそれを追いかける太鼓と鐘。
躍動するファイターに絡みつき一体化すると試合の流れに息を合わせ緩急するリズムが場内に漂っていた。鼓膜から侵入すると体の深奥まべひゅるひゅると流れ込み、後頭部の辺りからからじわ~っと興奮が湧き立ってきたのを覚えている。ウイスキーの酔いがまたそれを促した。
著者が撮った映像ではないけれどいいのを見つけました。