バンコク三大水上マーケットの一つ、週末のみオープンのタリンチャン水上マーケット。
タイ人にも人気、アンパワーやダムヌンサドゥアック水上マーケットに比べて規模は小さめ、そのためかローカル色が際立ち、タイ料理や水辺の暮らしから伝統舞踊まで楽しめる。
水上マーケットや周辺の様子、それにバンコク市内からの行き方も紹介していきたい。
現地オプショナルツアー
旅慣れていない方や自力旅の細かな心配事を忘れて観光を楽しみたい方には、現地オプショナルツアーがお勧め。タリンチャン水上マーケットのツアー予約はこちらへ。
庶民にも人気のタリンチャン水上マーケット。川魚に餌を放るタイの子。
バンコク市内から79番のバスでタリンチャンへ
今回はカオサンからの半日観光、というわけでカオサン付近のバス停からの旅路を紹介して行こう。
ちなみにバンコク市内からタリンチャンへ向かう場合、共通して79番のバスに乗ることになる。
カオサン付近のタリンチャン方面へのバス停はラチャーダムヌーン・クラーン通り沿い、下のマップでAのあたりになる。
左上クリックで一覧ずらり、右上クリックでマップ拡大。
カオサン側からラーチャダムヌーン・クラーン通りを渡り切り右方向へ1ブロックほど歩くと青いバス停がある。そこから薄いオレンジ色をした79番のバスに乗り込む。
様々なバスが通過する、お目当てのバスが来たら「乗りますアピール」が必要だ。
ただ突っ立っているだけでは素通りして行ってしまう。
料金は13バーツと激安。ゆえにローカルバスを乗りこなせるようになれば交通費をだいぶ浮かせられる。
乗車直後に車掌の女性が料金を回収しに来るシステム。手に持つ小銭の入った筒のジャラジャラというアナログな音がなんとも耳に心地よい。
この時点で「タリンチャンフローティンマーケット」などと行きたい旨を伝えておけば、着きそうなところで声掛けしてくれるのではないかという期待が持てる。
ちなみに、日本のバスと同じような押しボタンがあるはずなので必要とあらば下車する意思表示を。
カオサンからの所要時間は約20分、後半、片側一車線の住宅街に入ったらあともう少し、T字路にぶつかるそのちょっと手前で下車。
右手のセブンイレブンも心強い目印に。
遅ればせながら、乗って来た79番のバス。薄いオレンジがメインカラーか。
若い僧侶とセブンイレブン。日本では見られないコントラストだ。
バスを降りたらT字路を左折。アーケード下の賑やかな市場を奥に進んで行くとタリンチャン水上マーケットにたどり着く。
川辺の赤い門をくぐると奥が水上マーケットになっている。
アンパワーやダムヌンサドゥアック水上マーケットでは屋台舟と観光舟が賑やかに川面を埋め尽くし、そんな景色を川岸からも味わうような性格があった。
一方タリンチャンはというと、川岸に浮いた大きな船小屋にこちらが陣取って、そこへ寄り添う屋台舟から好きな料理を注文するといった形式になっている。
ソムタムでは足りないので別のところでもう一品。独特の香辛料香るビーフヌードル40バーツ、美味い。
周辺には普通の民家もちらほらとしており、「水の民」タイ人の伝統的な暮らしが垣間見える。
ボートツアー
船小屋の奥の乗り場がボートツアーの発着所になっていおり、参加すると仏教寺院やオーキッドファームを見て周ることができる。
約1時間のツアーが60バーツ、2時間弱のツアーが90バーツほど。
今回、時間の関係上ボートツアーへの参加は断念することに。
参加すれば、運河を走りながら高床式の民家や伝統的な暮らしぶりを垣間見ることができるはず。
せっかく訪れたならぜひ試してみて欲しい。
伝統舞踊や露店商
マーケット周辺に設置された小さな舞台では、伝統舞踊が披露され、自由に見学することができる。
独特の音楽や声音に包まれながら、周囲の露店を冷やかし歩いてみる。
「Hip Hop」のキャップを被った飴細工の露店商が一際目を引いた。
興味津々の子供たちで輪ができていた。おじさんは指先が器用に飴細工をこしらえていった。
帰りのバスには、下車したのと反対側、セブンイレブンの近くから乗ることが出来る。