比較的治安の良好なタイ。
しかし旅行者を狙ったスリや詐欺、犯罪はけっこうあるようです。
私は二カ月と一週間の間タイを旅行しましたが、幸いにもなんの被害に遭うこともなく帰ってくることができました。
旅の初心者である私が旅のあいだ何にどのように注意したのか整理してみました。
初回は3つ取り上げます。
とくにあまり旅慣れていない方には役に立つ情報も多いと思います。
金銭は二カ所から三カ所に分散する
お金は現金とクレジットカードと海外プリペイドカードの三種類に分けて管理しました。
それを三カ所に分けて保管。
財布には現金とクレジットカードを、首からかける財布には残りの現金と海外プリペイドカードを、
バックパックの中にも現金を入れました。
途中から首かさ下げる財布はバックパックの中に入れて二カ所にまとめることにしたが、
それで十分だったと思う。
なぜかというと、腹の辺りでぶらぶらして邪魔だし、もし紐が切れても気付く自信がなかったから。
あまり分散し過ぎるのも逆にリスクを生むことになるんでしょうか。
財布人眼に晒らすべからず
換金所やATMではなるべく財布を人目に晒さないように意識した。
お札を受け取る際は周囲に目を光らせ、なるべくすみやかに財布に入れる、
もしくは視野が確保できる場所で一度立ち止まりきちんとお金をしまってからまた歩き始めるなどこころがけた。
タイの場合はここまで警戒する必要があるのか疑問だが、
今後さらに優れた旅人になるべくこういったことを習慣化するためと、
もし狙っている人がいたら防犯意識の高さをアピールするためにあえてそうした。
なめられたら、カモにされるはずだ。
明らかに誰も自分の事を見ていないことに気がついた時は、少々やり過ぎかなと、可笑しくなったものだ。
バックパックはデザインによって装備を変える
今回使った中型のバックパック。
バックパックは色々なデザインのものがあるが、
今回私が使ったのはチェックではなく紐式のもの。
色やシンプルなデザインが好きでこれを選んだのだが、口が紐式で最後にペロッとかぶせてカチッとめる。
いちいちほどいて結んでと少々面倒だが、案外チャックが露わになったタイプよりも安全性は高いのかもしれない。
それと、外側に小さなポケットがごちゃごちゃついていないし、背後から何かを盗もうとしたらナイフで切るしかない。
が、貴重品は内側の背中側に入れておけば大丈夫。
状況によっては胸にかけたほうが安全かもしれないが、
治安の良好なタイの場合はその必要性を感じず、たとえ人ごみの中でも私は背負って歩いた。
バックのチャックに南京錠を付けたりする方法もあるようなので試してみてほしい。
部屋に荷物を残すか否か
私は150バーツから300バーツほどの安いゲストハウスに泊ることがほとんどだった。
だが、南京錠を使ったのはせいぜい2、3回だけ、ほとんどドアの鍵だけで過ごしたけど無事だった。
ほんとうは、ドアに南京錠が取り付けられる場合は二重にした方がいいかもしれない。
またバックパックとベットをチェーンで結んだりなど、やりかたは色々あると思うが、
タイの場合はそこまでする必要はないように思い私はとくに何もしなかった。
しかし、実際、客による盗難の多発で、忠告の張り紙がされている宿もあった。
どうやら地元のポリスによると、ゲストハウスで起こる盗難は部外者ではなく宿泊者によるもので、外出や部屋を出る際は貴重品の携帯と施錠を徹底するようにとのこと。
多国籍の旅行者の中には、あなたの外出した隙を狙っている輩もいるかもしれない。
フロントなどに貴重品を預けることができる場合はそれも一つの手だが、
私はなるべく自分で管理したい。
部屋に貴重品を残していくか、持っていくかは、宿の雰囲気や行き先などによって臨機応変に対応したい。
前述のように、お金など分散できるものは、部屋に半分、手持ちで半分というようにするのがいいと思う。
身なりはなるべく質素に
私が持っていった全衣類。
なるべく質素な恰好を心がけた。
タイの場合は南国だし、必然身軽な恰好にはなるが、
時計などあまり高価なものは付けない方がいいだろう。
バックや帽子、洋服など身につける物全般に共通してベターな要素は
あまり新しいいものじゃなくてあるていど使い込んでいるものにするということだろう。
要は、旅慣れている感じをいかに出せるかということ。
たとえ短期の旅でも、「長旅の途中」といった風情を出せたら成功だ。
髪形や全体的な色調もあまりチャラチャラしたものより、毅然としたトーンにしたほうがいいかもしれない。
ただ、あえて奇抜な、不気味な恰好をして、人が気味悪がって近づかないようにするなど、戦略は色々ある。
観光客の多い場所で人ごみに溶け込みたければ、あえて観光客風の恰好をするなど、いろいろだと思う。
もっとも、タイではそこまでやる必要はなさそうです。